◆夏光〜夢の家オフ 1/2◆

昨年の光の館(ジェームス・タレル)に引き続き、今年も芸術を旅する夏オフです。

これを「秋軽」、「春淡路」ときて、「夏光(なつひかり)」と呼ぶことにします。

夏光第2弾となる夢の家は光の館と同じく「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2000」にて、ユーゴスラビアの現代作家マリーナ・アブラモヴィッチさんの構想により生まれたアートプロジェクトです。
地元の古い民家を改装し、夢を見るための色々な工夫がほどこされた宿泊施設です。
慌しい現代生活の中で、「自分自身と向き合うために夢をみてほしい」との願いが込められています。
この家には夢を見るための赤・青・緑・紫という4つの部屋があり、部屋に対応した「夢を見るためのスーツ」を着て「夢を見るためのベッド」で眠ることにより貴重な体験ができるようになっています。

 

○場所:夢の館

http://www.matsunoyama.com/dream/top.htm

新潟県十日町市松之山

TEL: 025−596−3134(松之山支所 商工観光係)

○日時:9月3日(土)〜4日(日)

○集合時間:3日 16:00

○費用:

1泊 6,000円、夕食2,000円、朝食500円


現地の管理人の方にまず最初に案内していただいたのが、ローレン・バーコヴィッツさんの作品で「収穫の家」です。


古い民家を改装し、庭と合わせて内外の繋がった新しい空間になっています。


室内は地域で採れる薬草や土、石でデザインした「信濃川」「織物」「風景」「収穫」という4つのテーマの空間になっています。


次にロビン・バッケンさんの作品で「米との対話」というタイトルが付けられています。


光ファイバーを織り込んだ畳と、モールス信号を使った電飾でメッセージを発信します。この発信される解読不能なメッセージは、農作業をベースにゆったりと流れる時間の中に置かれることで、私逹のあわただしい日常を問いただす装置になるそうです。


さらに続くのは、ジャネット・ローレンスさんの作品で「エリクシール/不老不死の薬」というタイトルが付けられています。

「夢の家」の横にある蔵が、ガラス張りの内装に改装され、上湯に伝わる薬草を用いて薬草酒ショットバーとして新しい空間として生まれ変わっています。

なにやら実験室のようです。

小さなビーカーをグラスにして2種類ほど試飲させていただきました。個性的な味わいです。

特別に作られたへちまのようなガラスケースに薬草が入れてあります。

そして最後に「夢の家」へと案内されました。中央のテーブルに水の入ったコップが磁石の上においてあります。磁石の力と自然の水による特別な水を飲むことが出来ます。

ここは「着替えの部屋」。「夢を見るための部屋」の色に対応した「夢を見るためのスーツ」が置いてあります。スーツにあるポケットに磁石を入れ、スーツに着替えます。12箇所の体のツボにあたる磁石は体を活性化し、夢を見るための磁場を作り出します。

ここは「展示の為の部屋」。写真では見えませんが壁に書かれている詩の訳が書かれた小さな紙が貼られています。結構刺激的な内容です(^_^;)

台所です。100年前から使われている囲炉裏がそのまま残っています。

「夢を見るための緑の部屋」。コミュニケーションがうまく出来ない人にお勧めです。

「夢を見るための青の部屋」。イライラしている人にお勧めです。

「夢を見るための赤の部屋」。自分に自信が持てない人にお勧めです。

「夢を見るための紫の部屋」。精神的な向上を望む人にお勧めです。私はこの部屋をチョイスしました。

「清めの部屋」はいわゆる浴室です。水晶で出来た枕のついた、銅製のお風呂が2つあります。

緑色の枕の付いたお風呂で体を清めます。綺麗な天然の水晶です。

 

Page 1、

[ Next ]


PREVIOUSNEXT